嘱託殺人EDクリニック山本直樹、医師免許不正取得疑惑(2020)

ALS女性患者から130万円を受け取り、嘱託殺人で逮捕された山本直樹医師。ED専門クリニックなどを経営していたが、国内の医学部を卒業しておらず、海外の医学部を卒業したことにして医師免許を不正取得した可能性が指摘されている。

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山本直樹は東京都内の大学の医学部に通っていたが中退、その後、アジアの学校に留学したという。

2010年に医師の国家試験を受験する際、海外の大学の医学部を卒業したと厚労省に申請。

以前より知り合いだった共犯の大久保愉一は当時、厚労省の医系技官をしており便宜をはかった疑惑が。

今回京都府警が山本直樹が卒業したという大学に照会するも卒業は確認できなかったという。

医師国家試験受験資格認定について
https://www.mhlw.go.jp/topics/2012/05/tp0525-01.html

審査対象者からの申請書類により、審査対象者が日本の医学校を卒業した者と同等以上であるか否かについて、以下の認定基準に基づき審査を行う。

医学校の入学資格:高等学校卒業以上(修業年数12年以上)

医学校の教育年限及び履修時間:6年以上(進学課程;2年以上、専門課程;4年以上)の一貫した専門教育(4500時間以上)を受けていること。

医学校卒業からの年数:10年以内

教育環境:大学附属病院の状況、教員数等が日本の大学とほぼ等しいと認められること

当該国の政府の判断:WHOのWorld Directory of Medical Schoolsに原則報告されていること

医学校卒業後、当該国の医師免許取得の有無:取得していること

海外の医学部出た上で海外の医師免許を取得していなければ日本の国試は受験できない。

今回の嘱託殺人が本命でなく、国試の不正捜査で見つかったとも思える不正取得。

大久保医師が厚生省にいた際山本の不正取得、に関わっているとすれば大事件。

問題の不正流用などの可能性も指摘されている闇は深そうである。

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