【注意喚起】車両窃盗の新手口「CANインベーダー」[36047]

南京錠の周りを囲む複数台のミニカー

高級車の盗難手口として有名だったイモビカッターはすでに使えなくなり、近年はリレーアタックという手口が横行していました。

リレーアタックは、スマートキーの微弱電波を増幅しそのままエンジンをかけて持ち去るという手法です。

とはいえ、リレーアタックは電波を遮断する金属などの箱にスマートキーを入れておくことで簡単に予防ができます。

そこで、この1年のあいだにできた車両盗難ツールが「CANインベーダー」です。

CANとは「Controller Area Network」を意味する言葉。

車の内部にある電子回路や電気系の装置を接続するための通信規格のひとつです。

ECU(電子制御装置)やエンジン、各種センサーなどの部品を繋いでおり、すべての装置がひとつの伝送路を共有しています。

CANインベーダーとはこの伝送路に侵入(Invade)してドアロックなどを解除しエンジンを始動させる盗難手口となります。

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